2013年06月09日

『ゲーム・オブ・スローンズ』〜映画を超えた傑作

『ゲーム・オブ・スローンズ』については前にも書いたが、S1を見終わって、噂にたがわぬ出来だったので原作のファンとしてもたいへん満足している。

このドラマの場合、ジョージ・R・R・マーティンの原作がすでに高い評価を受けているので、成功はその世界観を映像化できるかにかかっていた。

S1を見たかぎりそれは成功している。『ロード・オブ・ザ・リング』同様、このドラマも美術スタッフに恵まれていると思う。LoTRのような異形のクリーチャーこそ出てこないものの、北のナイト・ウォッチから南の蛮族まで、町並みからインテリア、コスチューム、植生など、入念に検討してそれぞれの国にふさわしくなるようデザインされている。
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2013年06月08日

『ボードウォーク・エンパイア』〜裏ダウントン・アビーなコスチュームドラマ

マーティン・スコセッシが製作総指揮ということで前評判は高かったのだが、あまり海ドラファン周辺で話題にあがらない。WOWOWが放映権を持っているが、Imagica BSでS1を放送しはじめたので、もうちょっと広がるかなあ。

舞台は禁酒法時代のアメリカ、アトランティック・シティ。狂騒の20年代にこの街に君臨した政治家ナッキー・トンプソンの半生を描いたHBOのコスチューム・ドラマである。
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『フォーリング・スカイズ』〜ポスト・アポカリプスものの佳作

評判のいいドラマ二本に辛口の記事を書いたので、こんどは最近のドラマで面白かったものについて書いてみる。

まずは『フォーリング・スカイズ』。ファーストコンタクトものとポスト・アポカリプスものの合体、つまり、ファースト・コンタクトによって人類文明の崩壊がもたらされたというドラマ。本国では2011年6月から放送が開始され、ちょうど今月からシーズン3が放送される。

ソンビやヴァンパイアと違って、宇宙人の侵略ネタはSciFiファン以外にはあまり受けがよくない。加えてCGを多用するSciFiドラマはコストがかかるため、不況の時には真っ先にカットされる。それを考えれば、『V』『フラッシュフォワード』『イベント』『テラノバ』とー連のSciFiドラマが次々とキャンセルされた中、生き残ったこと自体がこのドラマの優秀さを物語っていると思う。

プロットはオーソドックスなレジスタンスもの。エイリアンの攻撃のために数日のうちに全人口の9割が殲滅された世界で、生き延びた人々が移動を続けながら一矢でも報いようと抵抗活動を続けるという話である。

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