2014年09月18日

ハウス・オブ・カード

「ハウス・オブ・カード」はアメリカで大ヒットしたポリティカル・ドラマ。

ケヴィン・スペイシー演じるフランク・アンダーウッドは民主党の国会議員。野心家のフランクはウォーカー大統領の当選に尽力するが、見返りとして約束されていた国務長官の座を反故にされたことから政治的な復讐を誓う。

(以下ネタバレ)
第一シーズンでは、副大統領の地元州の知事候補として若手の議員を推し、スキャンダルを起こして彼を失脚させることで副大統領が知事選に出馬するよう画策する。その結果、フランクは空席となった副大統領に任命される。

第二シーズンではフランクは大統領の後援者である実業家タスクと衝突する。だがタスクと中国とのパイプを逆手にとり、大統領が国益を損なう違法な献金システムにかかわっていたという疑惑をでっちあげて弾劾に持ち込み、ついに大統領を辞任に追い込む。

こうして有権者による選挙の洗礼を受けることなく誕生した大統領はこの先アメリカをどこへ導くのか…?というところで第二シーズンは幕となる。

このドラマはサッチャー政権下で首席補佐官をつとめた人物が出版したイギリスの政治小説がベースとなっている。BBCでも90年代にドラマ化されており、こちらも見る機会があった。三部構成で、第一部では主人公が首相になるまで、第二部では首相と国王(!)の対立が描かれ、第三部では国王を退位させ向かうところ敵なしとなった主人公が驕りから道をふみはずし、失脚するまでが描かれる。

BBC版を見て、アメリカ版も主人公は大統領の座を狙うのだとわかったのだが、そこではて?と首をひねった。イギリスでは与党党首=首相となれるが、アメリカでは大統領になるには国民の投票が必要である。しかし大統領選で勝てる器なら最初から出馬しているわけで、フランクの狙いは別にある。大統領を廃して副大統領である自分がその座に収まろうという魂胆なのだ。だが任期をまっとうできなかったアメリカ大統領は実はそれほど多くない。辞任したのはニクソンだけで、あとは数人が暗殺か病死で副大統領にその座を譲っている。

実は副大統領になるために二人を手にかけたフランクさん。ま、まさか大統領も殺しちゃうの((((;゚Д゚)))と思ったら、そんな野暮なことはなく、献金疑惑による弾劾裁判という手の込んだやり方で辞任に追い込むのだった。

BBC版では奥さんはあまり表に出ず、夫の野心を煽動する役に徹しているのだが(そして最後にアッと驚く行動をとるのだが)、アメリカ版では妻のクレアはNPOを主宰したり、軍部の女性差別を糾弾したりと、社会活動に余念がない。一時はフランクとの仲も冷めかけていたが、彼が野望の階段をステップアップするにつれて二人の絆が強まっていくのが興味深い。

ついに大統領の座についたフランク。その不正な手口が暴かれる日は来るのだろうか?芸術的ともいえる権謀術数の数々に、悪党とわかってはいてもついフランクの肩をもちたくなる。次シーズンが待ち遠しい。
posted by bluegene at 23:20| Comment(1) | 海外ドラマ
この記事へのコメント
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Posted by 人気 dvd at 2016年05月27日 16:54
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