2013年06月02日

「ホームランド」〜傑作まであと一歩だったドラマ

もうひと月ほど前になるが、GW中に「ホームランド」を一挙放送してた。エミー賞の主要部門を総なめしたというし、見た人の評判もよかったので楽しみに見てみた。

主人公のキャリーはCIAの作戦担当官。彼女はアルカイダが捕虜の米兵を転向させ、トロイの木馬にしてテロをもくろんでいるという情報を得る。そんな折、8年間行方不明だった海兵隊の軍曹、ブロディが救出された。キャリーはブロディこそその木馬に違いないと信じ、中東部門のチーフであるソールとともに彼の監視を始める。

一方でキャリーは、サウジアラビアの王子のもとに潜入させた情報源からアルカイダの幹部・ナジールの動きが活発になったことを知る。ナジールとブロディのつながりを疑うキャリーだが、ブロディの自宅の監視は成果が上がらないまま打ち切りにせざるを得なくなる。

前半は、ブロディは本当に転向者なのかという謎と、ナジールの動向をさぐる諜報活動、そして空港そばに家を借りた怪しげなカップルなどが並行して描かれ、手に汗にぎるサスペンスが展開する。ブロディと妻との間の齟齬、英雄を政治的に利用しようと画策する人々もうまくドラマに組み込まれ、ブロディに固執するキャリーが彼に接触するあたりまでは、これは数年に一度の面白いドラマだと思っていた。
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posted by bluegene at 20:31| Comment(0) | 海外ドラマ