2013年06月08日

『フォーリング・スカイズ』〜ポスト・アポカリプスものの佳作

評判のいいドラマ二本に辛口の記事を書いたので、こんどは最近のドラマで面白かったものについて書いてみる。

まずは『フォーリング・スカイズ』。ファーストコンタクトものとポスト・アポカリプスものの合体、つまり、ファースト・コンタクトによって人類文明の崩壊がもたらされたというドラマ。本国では2011年6月から放送が開始され、ちょうど今月からシーズン3が放送される。

ソンビやヴァンパイアと違って、宇宙人の侵略ネタはSciFiファン以外にはあまり受けがよくない。加えてCGを多用するSciFiドラマはコストがかかるため、不況の時には真っ先にカットされる。それを考えれば、『V』『フラッシュフォワード』『イベント』『テラノバ』とー連のSciFiドラマが次々とキャンセルされた中、生き残ったこと自体がこのドラマの優秀さを物語っていると思う。

プロットはオーソドックスなレジスタンスもの。エイリアンの攻撃のために数日のうちに全人口の9割が殲滅された世界で、生き延びた人々が移動を続けながら一矢でも報いようと抵抗活動を続けるという話である。

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posted by bluegene at 14:54| Comment(0) | 海外ドラマ

2013年06月02日

「ホームランド」〜傑作まであと一歩だったドラマ

もうひと月ほど前になるが、GW中に「ホームランド」を一挙放送してた。エミー賞の主要部門を総なめしたというし、見た人の評判もよかったので楽しみに見てみた。

主人公のキャリーはCIAの作戦担当官。彼女はアルカイダが捕虜の米兵を転向させ、トロイの木馬にしてテロをもくろんでいるという情報を得る。そんな折、8年間行方不明だった海兵隊の軍曹、ブロディが救出された。キャリーはブロディこそその木馬に違いないと信じ、中東部門のチーフであるソールとともに彼の監視を始める。

一方でキャリーは、サウジアラビアの王子のもとに潜入させた情報源からアルカイダの幹部・ナジールの動きが活発になったことを知る。ナジールとブロディのつながりを疑うキャリーだが、ブロディの自宅の監視は成果が上がらないまま打ち切りにせざるを得なくなる。

前半は、ブロディは本当に転向者なのかという謎と、ナジールの動向をさぐる諜報活動、そして空港そばに家を借りた怪しげなカップルなどが並行して描かれ、手に汗にぎるサスペンスが展開する。ブロディと妻との間の齟齬、英雄を政治的に利用しようと画策する人々もうまくドラマに組み込まれ、ブロディに固執するキャリーが彼に接触するあたりまでは、これは数年に一度の面白いドラマだと思っていた。
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posted by bluegene at 20:31| Comment(0) | 海外ドラマ